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知らないと後悔する人間がハゲるメカニズム

様々な理由から頭髪が抜け落ちるこの現象は多くの人類を悩ませてきました。

あなたはこの人類の敵(ハゲ)の本当の姿を、正しく認識していますか?また人類がどこまで近づいているのか?知りたくないですか?

今回はハゲの世界について一緒に調べていきましょう。

そもそも人間はなぜハゲるのでしょうか?

ハゲのメカニズム

毛包

体毛は毛包という鞘状の構造体に包まれており、これは頭皮で毛根を包んで皮膚の奥に埋没した状態です。

毛球

毛球で新しい髪が作られますが、ここは毛乳頭と毛母細胞から構成されています。

そして、毛乳頭は栄養を毛母細胞へと供給する役割をになっており、毛そのものは毛母細毛から生じます。

発毛のプロセス

成長期・退行期・休止期の3つの段階から構成され周期性があります。

それぞれを解説していきます。

成長期

これは毛母細胞が活発に分裂し、毛がニョキニョキと成長する段階です。

毛髪の90~95%はこの段階にあり、持続期間は2~6年程度です。

退行期

この段階では、毛乳頭の働きが低下し、毛母細胞への栄養供給能が弱まるため、毛は成長しづらくなります。

毛髪の5~10%程度がこの状態にあり、持続期間は3週間程度。

休止期

この段階になると、毛乳頭はその機能を停止し、最終的に髪は抜け落ちます。

退行期毛はごくわずかであり、一日で平均50~70本程度が抜け落ちていきます。

脱毛症とは、この3つのプロセスのどこかが崩壊した状態です。

成長期脱毛

成長期のプロセスが壊れて、成長期の毛が失われる状態であり、化学療法や放射線療法による脱毛が該当します。

休止期脱毛

成長期の毛髪が通常よりも早いサイクルで休止期に移行する現象であり、栄養不足やストレス、女性の産後脱毛もこれに該当します。

AGA

男性ホルモンが関与する症例であり、成長期が短縮して休止期毛の比率が増加し、毛髪がうぶ毛化して失われます。

男性型脱毛症とも言われていますが、女性でも起り、男性の80%、女性の50%が生涯で経験します。

様々な方に分類される脱毛症ですがその解決の糸口は、狂った発毛の周期性を正常化することにあり、これがハゲ治療の根本原理です。

現在の化学は、この難題をどこまで解決したのでしょうか?そしてハゲという病は撲滅できるのでしょうか?

多くの人を苦しめるAGAに焦点を絞って、科学の目でその現在と未来を覗いてみましょう。

AGAは男性に多く発生する脱毛症

日本人男性の場合、20代後半から30代にかけて始まり、徐々に進行して40代以降でツルツルになります。

そのハゲ方には特徴があり、側頭部、または頭頂部からスタートして後頭部へと進行するのが一般的です。

AGA女性の場合

女性の場合はやや異なり、更年期に多発するが、毛髪は後頭部から抜け始め、毛は完全に抜けるというよりも薄くなるのが一般的です。

同じAGAでも病態が異なるため、男性型脱毛症、女性型脱毛症のように名称を使い分ける事も多いです。

脱毛症に男性ホルモンの関与

1940年代

解剖学者のジェームズ・ハミルトンは、去勢(睾丸を摘出)した男性においては、例え遺伝的な要因があってもこの種の脱毛が停止し、男性ホルモンの投与により再び進行するという観察結果を報告しました。

この報告は明確に、脱毛症と男性ホルモンの関連性を示しており、AGA研究の金字塔として、今なお輝き続けています。

現在

AGAの分子メカニズムはかなりの部分まで解明しているので、ざっくり解説していきましょう。

男性ホルモンであるテストステロンは、男性の場合は主に睾丸で。女性の場合は卵巣や副腎で生成され、これが血流に乗って毛球の毛乳頭へと到達します。

ここでテストステロンは5αリアクターゼという酵素により活性化されジヒドロテストステロン(DHT)へとなります。

続いてこのDHTがアンドロゲンレセプターと呼ばれる受容体と結合、すると毛乳頭細胞が刺激され毛母細胞の増殖を抑制させる因子(TGF-β)つまりハゲの元が生産されます。

その結果、毛包は小さくなるとともに、成長期の期間が大きく短縮され、AGAが発症します。

要点をまとめますとハゲという現象において、テストステロンそのものは悪さをしません。

悪いのは、テストステロンをDHTへと交換する酵素と、その結果生み出されるDHTであり、これが発毛のサイクルをハッキングするのです。

AGA治療薬開発において、そのメインターゲットはテストステロンを活性化する酵素であり、その機能を抑制する化学物質の一部には発毛促進効果が認められます。


フィナステリドとデュタステリド

これらの薬剤は、AGA発症のメカニズムに直接介入する極めて有効な手段ですが、残念ながらその有効性には限界があります。

その効果は、毛髪数を10%程度増加させ、毛髪を太くするといったところです。

因みに育毛系のサプリメントによく用いられる成分に、ノコギリヤシというハーブがありますがその作用点もここです。

実際に、ノコギリヤシの抽出物が発毛を促進したという研究報告もありますが、これには注意が必要。

その報告が「10人中6人で効果があったから60%の人に効いた!」や「効果は認められたもののフィナステリドより弱かった」というのが事実でありまだまだ研究段階なんです。

現時点で発毛効果を期待してノコギリヤシのサプリを摂取する事は、合理的は判断とはいえません。

ミノキシジル

ミノキシジルという化学物質も発毛成分として有名ですが、こちらは充分に信頼できます。

この化合物は、毛乳頭細胞の増殖、血流改善など複数のメカニズムにより毛髪の成長期間を延長するため、AGAには一定の効果があります。

ただしその効果は残念ながら限定的です。

他にも、自身の血液を濃縮・加工して血小板濃度を高め、これをAGA患部へと注入することで、その組織修復能力を利用して発毛促進させるPRP療法や650nm-900nm程度の波の光を患部に照射して発毛を促すLLLTという手法もあり、その有効性が報告されていますがどちらも最先端医療の分野であり、いまだ発展途上です。

現状をまとめると

効果が科学的に確認されている発毛成分や技術はすべて不完全です。

つまり、あの頃のようにフサフサには夢の世界であり、解決する未来はいまだ見えてきていません。

ですが一点だけ、男性のAGA限定ではあるものの「ハゲへの希望の光」を再発見

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「ハゲへの希望の光」

解剖学者ハミルトンが男性の睾丸を題材とした画期的な報告をしていることは既に述べましたね。

ここで1960年の彼の報告によると、思春期前の去勢者は男性ホルモンの産生量が大きく減少しており、その後の8~18年にわたる追跡調査においても、AGAを発症しなかったとの事。

つまり・・・「キンタマを切り落とすタイミング」、これが答えなんです。


というわけで今後生まれてくる人間のオスは全て、股の間にぶら下がった二つのそれを生長の初期段階で「チョキンと」切断する・・・ハミルトンの報告に普遍性があれば、たったこれだけの施策で人類の的であるAGAを地上から駆逐できます。

もちろん、そんなことをしたら性の喜びは失われ確実に人類が絶滅してしまいます。

それはそれ、これはこれということで

それではまた。

いつも最後まで読んでいただきありがとうございます。









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